大原の連載記事がWEBアップされたのの確認ついでに現代ビジネスを見ていたら、表記の記事が目に留まった。紹介されている事例をざっと要約するとこんな感じ。

  • ①郊外の一戸建てを処分し、都区内の築古マンション購入→駐車場代や維持費・修繕費などのランニングコスト増で年金生活にはこたえる。郊外は不便だったが維持費が安く済んだのに…。それでいて、住人の退去が続きゴーストマンションになったらどうしようと心配している。
  • ②駅遠一戸建てを処分し、駅近賃貸マンションへ移住→妻の病気・入院などで貯金がどんどん減り将来不安。負担減のため再度引っ越しするのも困難。さらにいずれ賃貸貸し渋りが起きるかもという不安も。
  • ③築古一戸建て+土地を処分→建物は無価値と査定され、建物除却費用などが必要になった上、土地の売却価格も値下げを余儀なくされた。思ったよりお金が残らなかった。

こういう事例を挙げて、老後に安易に持ち家を売らないほうがいいよ、という主張。わからなくもないが、逆にこの人たちが家を売らずに済み続けていたらどうだったのかという対照実験をしたわけではないので、結果論としか言いようがない面もある。特に①は「年金生活者が安易に持ち家を売ってはダメ」かもしれないが、「物件選びにもよるけど、やっぱり持ち家はダメかも」という主張にもつながるから、このサイトの主張を力づけることになる気もするし。

③なんかは、こういう話があればあるほど、資産を守るという意味でこそさっさと売っちゃいなさいな、ともいえるのではないだろうか。

これからの時代は、安心して住めるコスパの良い賃貸こそがきっと求められるはずなのだ。良質な空家の賃貸活用、これだろ!

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