先月の、JR埼京線~一部湘南新宿ライン(横須賀線)~相鉄直通線の開通以後、相鉄の沿線価値が上がっている、なんて相鉄推し報道が結構見られる。あと何年か後に東急ともつながって新横浜に直通すれば最強、なんて声も出ている。

でも、やや浮かれすぎではないだろうか。確かに便利になる。早くなる。しかし、遠さは変わらないのだ。大原の著書「住みたいまちランキングの罠」で、住みたい街上位の横浜でも、相鉄や京急の沿線では人口減少が始まっていることを指摘している。これを抑止できるような期待をしているようだが、横浜より先って、けっこう遠い。共働き子育て時代の職住接近のトレンドには反すると思う。

もちろん、ちょっと丘があって緑があって、 住環境自体はいいと思う。先日も二俣川付近を散策したが、やや古びつつある街並みにまた味わいがあってよい(逆に駅前のよくあるタワマンとかが嫌いだ)。ただ、あくまで個人的意見だが、相鉄はやはり横浜通勤者が住むのが、時間的にも距離的にもバランスが取れたよい路線だと思う。都内はちょっとなあ…。

同じ理由で、私はつくばエクスプレス沿線推しも相当疑問視している。今はいいけど、20年後に資産価値面で生き残れるかは、正直微妙と考える。電車が早い分、本当に都心からの距離が遠すぎるので。

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