立命館大学が、草津市にある、びわこ・くさつキャンパス(BKC)から、一部学部(学生)を大阪府茨木市のキャンパスに移転させると大騒ぎになっている。
草津からの移転は、今に始まったことではなく、2015年にもあったが、地元への影響を避けるため、草津に新学部を設置して学生数が減らないようにしているみたいだけど、結局学生集客という経営法則からは逃れられない。新学部を作ると学生が集まる、といってどんどん作ってきたみたいだけど、いずれ限界が来ると思う。
と、大学視点で書いてみたが、不動産視点で考えると、学生目当てにワンルームマンション経営をしている資産家・投資家が戦々恐々としているはずだ。大学がまるっと移転してしまった青山学院の厚木の例に比べればマシだろうが、草津の場合も、いつまでも新学部で人員補充、というわけにもいかず、立地面で不人気が続けば、長期的衰退は目に見えていると思うからだ。学生が減れば、地元に落ちる金も減る。地元経済的にも大痛手なので、自治体もただ事ではすまない。そもそも、誘致に当たって、かなり便宜を図ったのに、ってね。