台風19号の被害は想像以上に甚大であった。何か所も堤防が切れてしまい広範囲に浸水した長野県の千曲川が最大被害で、それに比べれば武蔵小杉駅前の冠水はまだましな方かもしれないが、それでも影響は多々ある。

一部のマンションではあるが、エントランスや地下に浸水したとの情報がある。泥水が引いた後、まず最低清掃はしなければならない。消毒までするかは考え方次第だ。電気・機械系統の故障があれば修理、交換も必要。かかる費用は、安ければ数万円~数百万、いや一千万円に達する場合も。

こうした、管理組合財政にボディーブローのように効いてくるネガティブな影響のほか、エリア全体が受ける風評被害(不動産価格水準の下落)もバカにならない。小杉と言えば、あと2~3棟はタワマンが建つ計画があるというが、果たして実現するのだろうか。

なお、ネットの噂レベルだが、小杉のあるタワマンでは排水処理設備が不具合を起こしたため、修理が済むまでの1カ月程度の間、各戸の家庭用便所の使用を禁止しているという指摘さえある。そんなマンション、資産価値暴落が必至だ。

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