
こんな記事がある。
持ち家と賃貸のどちらが賢い選択なのか――。昔から侃々諤々(かんかんがくがく)の議論がされてきた。住宅事情に詳しい麗沢大の宗健教授は「結論は出ている」と言い切る。どういうことなのか。見解を尋ねた。
結論は出ている、って、当然、買ったほうがいい、という結論だという。
でもさ、この宗健麗澤大教授、リクルートのSUUMO出身なんだよね。家を売る人たちに寄ったビジネスしていた方だよね。
記事の文言を一つひとつ分析
結婚したら家を買った方が良い。独身者も40歳を超えたら、なるべく家を買った方が良い。
さすがに買ったほうが得だ、とは言ってないところは誠実だと思う。もっとも、このあと損得の話も出てくるんだけども。
私が関わっている別の調査でも、「家を持つべきだ」の問いに対し「はい」が約43%、「いいえ」が約15%という結果が出ています(残りは「どちらでもない」)。つまり、人々の行動結果も意識面も、持ち家派が勝利しているのです。
いや、多くの人がそう考えてるからそれが正しいって、、、?それは住宅業界に騙されてるだけじゃないの?やはりポジショントークでしょ、と思わざるを得ない。
しかし、持ち家とは「自分自身を顧客にしたとても確実性の高い賃貸事業」と考えられます。
賃貸であれば大家が得るはずの家賃収入が自分のものになる。その分だけ賃貸よりも有利です。シンプルに考えれば良いのです。
うわー、めちゃくちゃ乱暴な理屈だな。よく言われる、賃貸だと家賃は大家に払うだけだが、持ち家だと自分に残る、という話でしょ。たしかに土地代はそうかもしれないけど、持ち家でも隠れ家賃たる修繕費や固定資産税の支払いは存在する。また、ローンは資産形成への支払いだというけど、木造で40年も住んだら残存価値ゼロよ。つまり、せっかく家を建てて維持するために払った、利息込みの数千万円は消えてなくなってしまう。
シンプルに考えようとするほど、大事なものを見落とすんだよね。
住宅ローンの金利も上昇していますが、現在の物価上昇が今後も続きそうなことを考えれば、35年固定2%前後の金利で借りられる現状は悪くありません。物価上昇率が2%以上の状況であれば、金利は実質的にマイナスとなり、返済負担が減少していくからです。
インフレの時は貯金は目減りするが、借金も目減りして負担が軽くなる、というのは有名な話。ただ、物価上昇率と昇給率が同じ会社ならいいけど、そうじゃない場合もあるんでね、、、。
設備の選択や収納スペース、省エネ対策などの機能面では、自分たちの思うようにできる持ち家に分があるでしょうし、情緒面、つまり「思い入れ」といった観点でも持ち家に軍配が上がるでしょう。総合的に考えれば、やはり「買った方が良い」のです。
やはり、買ったほうが得だ、とは言っていない。エモい部分で持ち家の方がいい、プライスレスですよ、と言いたいのだ、この人は。